アウトプットな毎日

インプットからアウトプットへ。忘備録として。そして文章が書きたくて。

第43回ワイズ句会

私の3区

静電気髪逆立たせ寒土用

冬空に愛奪われて久女の忌

美味延年二人ぼっちの寝正月

 

今年初めての句会は、オミクロン及びコロナが増えているため

会場参加は見送りました。

会社でも身近な人が自宅待機とか、取引先が営業自粛とかね。

自分はかからないと思っていても(みんなそう思ってるよね)

やっぱり人に迷惑はかけたくない。

せっかくいい調子になっていたのにね、社会。

また一から出直す感じってホントイヤ。

2年ぶりのマラソンが中止になったり、

昨年の成人式のやり直しが中止になったり、

お正月帰省もせずバイトして成人式のためにがんばっていた甥っ子の

成人式も延期になったりね。

ホント人生の様々、踏みつぶされている人が多い気がする。

 

今回の俳句は一句一遊の兼題である「寒土用」から一句、

お正月で一句、

そして、

久女さんの忌日の一句でした。

 

一句一遊は夏井いつきさんのラジオ番組で

存在はもちろん知っているし、我がワイズ句会の面々も詠まれたりしています。

私は頭の中を俳句に占拠されるのがちょっと嫌で、

1か月に1回の句会のみを俳句にあてようと思っていたのですが

先日見学させてもらった「あしらの俳句甲子園」以降、

やっぱりやってみようという気持ちになりました。

全国から集まった俳人たちが、楽しそうに交流している姿を見て猛烈にうらやましくなったのです。

遅ればせながら、ラジオ、参加してみようっと!

 

そして!

2020年3月から俳句を始め、

「殿様ケンちゃん俳句手帳」に始まり

春、夏、秋、冬、新年の歳時記、

夏井いつきさんのカレンダーやドリル、季語手帳、

藤田湘子さんの「20週俳句入門」

いろんな書籍をチェックしている中で、

気になる俳人として心のベスト10にどどんと躍り出てきたのが

「杉田久女」なのです。

1月19日亡くなっています。

杉田久女は、鹿児島県出身の俳人。本名は杉田 久。高浜虚子に師事。長谷川かな女、竹下しづの女とともに、近代俳句における最初期の女性俳人で、男性に劣らぬ格調の高さと華やかさのある句で知られた。家庭内の不和、師である虚子との確執など、その悲劇的な人生はたびたび小説の素材になった。 ウィキペディア

裕福な家に生まれ教養も身に着けた女性が夫の赴任先で満たされない思いを抱えた時に出会ったのが俳句。男性女性関係なく評価し応援してくれた師に盲目的ともいえる純粋さで俳句の道に猛進した久女。だがその一途さがゆえなのか師から突然破門されてしまう。

猛烈な人生。

代表的な句を。

 花衣ぬぐやまつわる紐いろいろ
 足袋つぐやノラともならず教師妻
 谺して山ほととぎすほしいまま

田辺聖子の「花衣ぬぐやまつわる・・・・ わが愛の杉田久女」という本を読んでいます。

久女についてもっと理解できたらまたこのブログに書こうと思います。