アウトプットな毎日

インプットからアウトプットへ。忘備録として。そして文章が書きたくて。

愛媛国際映画祭

「愛媛国際映画祭」行ってきました。


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2年前は(2019年1月)

道後の商店街に役所広司宮本信子斉藤工大根仁監督が来ていて、

人力車に乗ってレッドカーペットならぬ道後商店街を練り歩くという様(カオス!)を

動画に撮ったのを思い出しました。

まさにコロナ前でした。

 

今年の映画祭も9月の予定が12月に延期になりましたが、無事行けて良かった。

 

見たのは

「わが兄はホトトギス

以下公式HPより抜粋

若き晩年、病床の子規を描いたTVドラマを特別上映

近代文学に金字塔を築いた正岡子規は、脊椎カリエスを病み晩年はほとんど病中にあった。全身に走る激しい痛み、しかし夜を徹して俳句に添削を続け、また驚くほどの食欲、そして母親や妹の律に対してわがまま一杯の欲求を投げつける子規がいた。 南海放送創立25周年記念番組として製作、放送されたテレビドラマ。脚本を北条出身の早坂暁が担当し、短い一生を燃焼しつくした正岡子規の青春期とその終焉に至る後半生を、介護人となった妹・律の目を通して描き出した。松山でのロケーションには撮影、照明、録音などの作業に南海放送の技術スタッフが参加。1978年6月18日に放送され、地域の視聴者から大きな反響を呼び、高い評価を得た。
 
子規が晩年を過ごした鶯谷の子規庵が舞台。
随所に画面に出てくる子規の俳句、短歌、日記がとても効果的。
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「三千の俳句を閲し柿二つ」
この句など、ただ読んだだけでは意味がわかりにくかったのですが、
ドラマの中では、
「壮絶な病の中、美味しそうな柿を食するのは、
壮絶な数の俳句を閲(けみ)し(推敲かな?)た後。」
というのがよくわかります。
その他にも有名な「春や昔十五万石の城下かな」とか
絶筆三句など。
ほほーとうなりながら全編見てました。
 
上映の後は子規記念博物館の館長、竹田さん(お着物素敵でした)、
南海放送の社長のトークイベントがありました。
脚本が早坂暁(旧北条市出身)というのが肝で、
豪華な俳優陣(子規役が岸田森、妹の律に佐藤オリエ、1970年生まれの私がギリ知っている)
も、
冒頭の演出(現代の岸田森鶯谷の子規庵を訪ね、ほほうと見学しながら子規が実際使ったであろう鏡の前で自分の髪をはさみでどんどん切り始め、あの坊主の子規になり、物語が始まるという)も、
早坂さんの手腕によるところが大きいとおっしゃっていました。
南海放送の社長さんなどという普通にめったにお目にかかれない方にも会えて、なんだか得した気分でした。
 
トークイベント中に書きなぐったメモを載せときます。
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