プロミシングヤングウーマン
プロミシングヤングウーマン
〜将来を約束された若い女性〜
という意味だそうです。
5部門ノミネート、脚本賞取ってます!
凄い前評判も良かったし、
単なる復讐劇じゃないよなとの思いがあり、
それを確かめたくて映画館で見てきました。
主演のキャシー(キャリーマリガン)のビッチぶりが見事。
その他にも清楚、幼稚性など、さまざまな彼女の服装にもちゃんと意味があります。
実家の部屋もね。
監督のインタビューを読んだのですが、
この映画には悪人は出てこない。
男性女性関係なく、それぞれの立場でふるまってきただけ。
だからこそ問題の根が深い、
当事者目線になかなかなれない。
(同じことが家族で起こったらどうふるまうの?という場面が、学長の娘のくだりであります。なかなかのわかりみ。)
文字通り、有望な将来を棒に振った人の人生はどう飲み込めばいいのか。
問題提起のためこの映画はあるのだろう
と思います。
劇中、おそらくレイプされ自殺したであろう主人公キャシーの親友ニーナは画面に登場しない。
でも、2人の絆は
お揃いのペンダントや、
共通の友人の言動、
キャシーの両親、
そして最後にキャシーが起こす想像を絶する行動から充分に想像がつく。
こっからネタバレ
心から愛する人ができたのに、
条件付きとはいえ、心から愛してくれる両親がいるのに、
殺されることを予測していたのに。
用意周到な前準備の後、キャシーはパーティー会場へ向かいます。
ここまでの復讐を誰も予想できません。
窒息シーンはリアルな時間らしい。
本当にずどーんとくる映画でした。
ジェンダー問題、正直詳しくありません。
能力不足だからなのか、容姿の問題なのか、女性に生まれてしんどいと感じたことがない。
体が弱かったこともあり、守ってもらって生きてきたし、差別を受けたこともあまりない。
私なんかという思いが強いからかもしれない。
metoo問題あたりから、勉強しなきゃと思っている。
映画を見ると人生豊かになるね。